SEO対策は、ブログ運営をしていく上で、非常に重要な要素です。
本記事では、ブログを始めたばかりで、SEOについて全く分からないという方でも理解できるように、SEO対策の基本について説明していきます。
SEOの基礎知識から効果的な実践方法まで解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策とは?目的も含めて解説
SEO対策とは、サイトを検索エンジンで上位表示させるための対策です。
つまり、GoogleやYahooなどで検索をした結果、上位に自分のブログサイトが表示されるようにするための対策と言えます。
SEO対策の目的
SEO対策をし、表示順位を上げることで、ブログへのアクセス数を増やすことを目的としています。
ブログは、読んでもらわないことには始まらないので、集客やブログの収益化にとってSEO対策は非常に重要な役割を果たします。
検索結果の順番
SISTRIX社が公開した2020年の調査によると、検索結果で1位に表示された場合のクリック率は28.5%と最も多く、同じ1ページ目でも10位では2.5%まで下がります。
以下、1位から10位までのデータです。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
そのため、多くの読者にブログを読んでもらうためにも、サイトをより上位に表示させる必要があり、SEO対策が重要な役割を担うことが分かります。
SEO対策=Google検索?
「SEO対策=Google検索における対策」となっていますが、これは、Googleの普及率が最も高い上、Yahooの検索エンジンもGoogleと同様の仕様になっているからです。
つまり、GoogleのSEO対策をしていればYahooにも対応できるため、Google対策だけで問題ないということです。
SEO対策の基本
SEO対策を行なっていく上での基本について説明していきます。
最も重要な概念
SEO対策において最も重要なことは、サイトを訪問した読者にとってそのサイトが満足できるものであるか、役に立つものであるかということです。
現在、Googleは、上記の点を最も重要視しています。
検索表示画面について
検索結果に表示されるサイトは10個まで。
つまり、1ページ目に表示されるために10位以内を目指すことが望ましいです。
タイトルは32文字まで。
32文字以上のタイトルは、表示が見切れてしまうため、32文字以内に収めるようにしましょう。
Google検索エンジンの仕組み
Google検索エンジンの仕組みは、SEO対策を実施していく上で理解しておいた方がいい概念です。
分かりにくい部分でもありますので、最初のうちはなんとなく知っておくだけでも大丈夫です。
クローラー
クローラーとは、インターネット上に公開されているサイトの情報を収集するプログラムです。
SEO対策としては、自分のサイトをクローラーに隅々まで巡回してもらう必要があります。
クローラーに自分のサイト情報を正しく読み込んでもらえないと、検索エンジンにそのページが表示されなくなってしまう可能性があるのです。
対策としては、サイトマップを登録しておく必要があります。
サイトマップとは、サイト内の構造を一覧で表示したページのことで、自分のサイトの地図みたいなものです。
Sitemap Generator for Google(旧 XML Sitemaps)というプラグインを入れておくと、記事が増えるたびに、自動的にサイトマップが更新され、検索エンジンに通知してくれます。
つまり、サイトマップがあることで、クローラーはサイト内を効率的かつ正確に巡回できるようになるため、上記のプラグインを追加しておきましょう。
インデックス
クローラーが情報収集したデータは、検索エンジンのデータベースに保存されます。
この保存されることを、インデックスされると言います。
検索結果は、このインデックスを元にして表示しているので、そもそも自分の書いた記事やサイトがインデックスされなければGoogle検索結果に表示されません。
正しくインデックスされ、検索結果に表示されるためにも、クローラーに正しく情報を伝えることが重要になります。
検索アルゴリズム
検索アルゴリズムとは、検索結果で表示される順位を決めるものです。
つまり、検索アルゴリズム=サイトの評価基準ということになります。
検索アルゴリズムは、300以上の項目を元に採点されていると言われていますが、Googleがこの評価基準の詳細を公開していないため、正解はありません。
さらに、検索アルゴリズムは、頻繁にアプデートされています。
そのため、SEO対策が難しいように感じますが、信頼性の高い効果的なSEO対策はあります。
Googleが公開しているSEOに関するガイドラインや、専門家による検証結果から読み取ることができるのです。
今回は、数あるSEO対策の中でも、最低限押さえたいポイントについて説明していきます。
効果的なSEO対策
SEO対策は数多くありますが、まずやっておいた方がいいポイントを厳選してお伝えします。
ユーザビリティを一番に考える
今まで何度もアルゴリズムのアップデートが行われてきましたが、全てに共通するのは、ユーザーが満足する記事を書くことが重要ということです。
また、ユーザーの検索意図を考え、ユーザーの悩みを解決する記事をGoogleは高く評価します。
そのためには、どこにでも書いてあるような情報だけでなく、独自性のある記事を書く必要がありますし、最新の情報であることなども確認することが大事です。
SEO対策はたくさんありますが、何よりユーザーを第一に考えることが、一番の対策になることを理解しておきましょう。
Googleがプラス評価すること
Googleがプラス評価するSEO対策について説明していきます。
①モバイルファースト
現在、Googleの利用者は、PCよりもスマホユーザーが多いです。
そのため、Googleはスマホ(モバイル)に対応しているかを重視してみています。
WordPressでは、初めからモバイル対応になっていますので、問題になることはないと思いますが、もし他のサイトを使っている場合は、自分のサイトがモバイルに対応しているか確認する必要があります。
②適切な見出し使用
見出しを適切に使うことが重要です。
ここでいう適切とは、見出しの順番を守るということが一つにあります。
h1の次はh2、h2の次はh3といったように順番を守ることが大事で、h2のあとにh3を飛ばしてh4を使うことはマイナス評価になります。
もちろん話題やテーマの切り替えで、h3のあとにh2を使うことなどは問題ありません。
また、h1は1記事に一つまでにしておきましょう。
h1は一つまでという決まりは特にありませんが、記事のタイトル一つだけにh1を使用する方がすっきりして、何が重要かはっきりしますので、一般的には一つがいいとされています。
③画像にはaltタグ
画像には、altタグ(画像の説明)をつけるようにしましょう。
altタグは、画像が読み込めずに表示されない時や、視覚障害者が利用するスクリーンリーダーによって読み上げられる場合に、altタグに入力した内容が代替テキストとして表示されます。
Googleのクローラーは、画像自体を読み込むことはできませんが、altタグに入力されたテキストを読み取ることはできます。
このように、altタグに適切なキーワードを入れ、検索エンジンに正しく情報を伝えることは、SEO対策において大切です。
また、altタグの設定がSEO対策になるだけでなく、視覚障害者のユーザー体験を向上させることもできますので、これによって検索エンジンからの評価が高まる可能性があります。
しかし、画像の内容と合わないような不適切な内容であると、検索エンジンからの評価を下げる可能性がありますので、注意が必要です。
WordPressでは、画像を挿入した際に、右側の設定欄にaltタグを入力する部分がありますので、こちらに画像の説明を入力しておきましょう。
④適切なキーワード選定
SEO対策といえば、キーワード選定というイメージの方も多いと思います。
その通りで、キーワード選定はとても重要です。
読者が求めているキーワードを選定していく必要があるのですが、読者が多く集まるようなキーワード(ビックキーワード:東京・仕事など)は、もちろんライバルも多くいます。
そのため、自分が上位表示を狙えるキーワードから選んでいく必要があります。
つまり、初めのうちは、競合(ライバル)が弱いスモールキーワード(ex. 東京 おすすめ スイーツのように3語組み合わせたものなど)から狙っていくことがおすすめです。
キーワードが決まったら、タイトルや見出しに入れるようにしましょう。
特に狙ったキーワードは、タイトルなどの左側に入れるといいとされています。
さらに、キーワードは1記事あたり1キーワードがいいとされているため、あまり詰め込みすぎないように注意が必要です。
⑤メタディスクリプション
メタディスクリプションは、記事の説明文のことです。
以下のように、タイトルの下に表示される記事の説明文のことです。
説明文にキーワードを入れると太字で表示されるので、入れることが推奨されており、さらに、文章の前半にキーワードを入れるとより効果的とされています。
以前よりSEO対策における重要性は徐々に下がっていると言われていますが、読者がサイトをクリックする前に読む部分でもあり、クリック率を大きく左右する項目ですので、書いておいた方がいいです。
また、見切れてしまうため、文字数は120文字前後がいいとされています。
WordPressだと、記事作成画面の下の方に、メタディスクリプションの入力画面があるので、ここに記事の説明文を入力しましょう。
【まとめ】SEO対策はブログで収益化を目指す上で重要
以上、SEO対策の目的から、実際の対策まで、基本的な点について網羅的に説明してきました。
SEO対策は、ブログで収益化していくためには、非常に重要であることがお分かりいただけたかと思います。
SEO対策は、すぐに効果が出るものではなく、6ヶ月ほど、早くて3ヶ月と言われています。
初めのうちは、なかなか成果が出ない期間が続くかもしれませんが、きちんとSEO対策を実施し、検証や分析を繰り返していくことで、効果を発揮していきます。
SEO対策について正しい知識を身につけ、検索上位に表示されるようにしていきましょう!
また、SEO対策について本で学びたいという方は、以下の本が分かりやすかったので載せておきます。
今回説明したような内容も含まれていますし、基本から実践まで一冊で学べますので、参考にしてみてください。
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