AIの普及により、今後はAIをアシスタントとして仕事をする時代がくると言われています。
AIを使いこなせるかどうかで仕事の生産性は大きく変わりますので、ブロガーにとってもAIとの向き合い方は重要な問題です。
本記事では、ChatGPTを活用したブログ記事の書き方とポイントについて詳しく解説します。
ChatGPTの基本概要から具体的な書き方のポイントまで、わかりやすく解説していきます!
ChatGPTを使いこなすためには、どんどん使って慣れていくことがいいので、本記事で説明する内容をおさえて活用してみてください!
ChatGPTとは?基本概要からプランまで紹介
まずはChatGPTの概要について簡単に説明したのち、無料・有料プランについて解説します。
ChatGPTの基本概要
ChatGPTは、OpenAIによって開発された自然言語処理モデルです。
<自然言語処理とは?>
自然言語(=人が話す言葉)をコンピュータが処理したもの
さらに大規模なデータセットで事前学習されたモデルで、人間のような自然な会話を可能にします。
ChatGPTは問いに対する回答を提供するだけでなく、質問応答や情報提供、アドバイスなど幅広い用途に活用することができます。
ChatGPTの利点と特徴
①人間のように自然な文章を生成できる
②柔軟性が高い
③機能性に優れている
(質疑応答、テキスト翻訳、小説作成など)
④作業の効率化を図れる
⑤アイデアや表現のヒントを提供してくれる
⑥世界的に注目されるOpenAIが開発しており
高い品質や信頼性が期待されている
ChatGPTの無料版と有料版について
ChatGPTには無料版と有料版(月額20ドル)があります。
無料版は一般的な利用においても多くの機能を提供していますが、有料版ではさらに高度な機能やパフォーマンスを利用することができます。
無料版ではGPT3.5、有料版ではGPT4が搭載されており、精度が異なるのです。
GPT3.5 (無料版) | GPT4 (有料版) | |
パラメーター (精度) | 1.75兆個 | 100兆個 |
拡張機能 | 質問への応答 | 画像入力で文章生成 画像・音楽・動画生成 様々なメディアに対応 |
最大トークン (文字数) | 2,048トークン (約5,000文字) | 32,768トークン (約25,000文字) |
創造性 | 4には劣る | 創造的な応答を生成 |
安全性 | 4には劣る | 不正確な情報を 軽減するための 改善が行われている |
つまりGPT4の方が賢いAIと言えます。
ブログ初心者の場合、無料版でも十分に活用することができますが、必要に応じて有料版の利用も検討すると良いでしょう。
ChatGPTでブログ記事を作成するメリット・デメリット
ChatGPTの概要についてわかったところで、次にChatGPTを活用してブログ記事を作成するメリットとデメリットを解説します。
ChatGPT×ブログのメリット
まずは、ChatGPTのメリットについて、以下の3つが挙げられます。
①作業の効率化を図り生産性を向上できる
②分からないことを調べる時間が省ける
③ヒントやアイデアをもらえる
①作業の効率化を図り生産性を向上できる
ChatGPTはものすごい速さで文章を生成しますので、ブログ記事の執筆作業をかなり効率化できます。
1万文字の記事を書くのに私たち人間は何時間も要しますが、ChatGPTであればものの数分で作成が完了します(もちろんそこからの修正などが入るため合計時間としてはもっとかかりますが)。
AIを使いこなせるかどうかで、作成できる記事数が大きく変わりますので、収益化のためにも最も大きなメリットです。
②分からないことを調べる時間が省ける
ChatGPTは膨大な知識を持っているため、調査にかける時間を短縮できます。
深掘りしたりファクトチェックしたりは必要になりますが、かなりの時短になります。
③ChatGPTにヒントやアイデアをもらえる
ChatGPTに聞くことで、ヒントやアイデア、気づきをもらえることがあります。
タイトル案やKW発調査掘などにも使え、より良い記事を生成する手助けをしてくれます。
ChatGPT×ブログのデメリット
次にChatGPT×ブログのデメリットについて説明します。
①不確かな情報や誤った情報を生成することがある
②質の高い記事を完成させるためには人の手が必要
①不確かな情報や誤った情報を生成することがある
現段階のChatGPTの技術では、不正確な情報や誤った情報を正しいように伝えてくることがあります。
そのため、自分の中にちゃんとした知識がなければ使いこなせませんし、簡単に情報を鵜呑みにしてはいけません。
情報の正確性や信頼性を保つためにも、必ず情報の検証をするようにしましょう。
②質の高い記事を完成させるためには人の手が必要
ChatGPTだけで記事を作成することは可能ですが、現状、人による修正は必要です。
ChatGPTだけでは、かたい文章、感情が乗っていない文章、独自性に欠けた文章、誤った情報の文章になりがちです。
Googleはもちろん独自性に欠けたAI記事は評価しませんので、質の高い記事に仕上げるためには、人の手による修正は必須になってきます。
ChatGPT×ブログの書き方ポイント5選
ChatGPT×ブログのメリット・デメリットがわかったところで、実際にどのように活用していけばいいのか、書き方のポイントを解説します。
まず、ChatGPTの使い方自体は、質問をすればいいだけなので簡単です(New chatは使うと内容が一旦リセットされるので、新しいテーマを扱う際に使います)。
しかし、質問が曖昧であるとChatGPTも曖昧な回答しかしてくれません。
的外れな回答をしてきたり、欲しい回答と異なった回答をしてきたりします。
使ってみると分かるのですが、ぜんぜん欲しい回答が得られず、使いこなせないなんて方も多いです。
つまり、ChatGPTを使いこなすためには、質問の仕方(プロンプト)が重要になるわけです。
そこで次に、ChatGPTを活用するポイントを以下5つ説明します。
<ChatGPT活用ポイント>
①詳細に指示を出す(プロンプト)
②SEOに強い記事にするために
タイトルと見出しは自分で調査を
③人と話すように話す
④新チャットを活用する
⑤経験や体験談を入れる
①詳細に指示を出す(プロンプト例)
質問の仕方が重要と言いましたが、ChatGPTは指示に従って文章を生成するため、詳細な指示(質問)を出すことが重要です。
質問を明確にするために、特に以下の2つを意識しましょう。
①前提となる自分の立場を伝える
ex)小5でも分かるように
②相手の役割を設定する
ex)学者のように説明して
自分の立場と相手の役割を設定するだけで、回答の精度が変わってきます。
他にも、「箇条書きでまとめて」「32文字以内でタイトルを10個考えて」のように、詳細な指示を与えると、思い通りの回答を引き出すことができます!
それでも、思い通りの答えを引き出せない場合は、質問を重ねていきましょう。
例えば、「〜についてもっとわかりやすく説明して」「〜ってどういうこと?」など、追加質問で内容を掘り下げていきます。
質問を重ねるほどに、欲しい答えに近づけることができるようになります!
②SEOに強い記事にするためにタイトルと見出しは自分で調査を
SEO対策を考慮したブログ記事を作成するためには、タイトルや見出しに適切なキーワードを使用する必要があります。
ChatGPTでもタイトルや見出しを生成することはできますが、記事構成は重要な部分なので、自分でも競合調査やキーワード選定を行うようにしましょう。
SEOに関する情報は自分で調査して利用することが重要です。
③人と話すように話す
ChatGPTでは、AI向けの話し方は必要なくむしろ逆効果と言われています。
ChatGPTは対話モデルであり、人との会話を想定して訓練されています。
そのため、人と話すように自分の思っていることを伝えることで、より高い精度を引き出せます。
④新チャットを活用する
新しいテーマでやり取りをするときには、新チャットを使う方がいいです。
新チャットを使うことで、内容に一貫性を持たせることができます。
逆に同じテーマであれば、続けて同じチャットを使う方が、ChatGPTが前のやり取りを参照するため文書の継続性を保つことできます。
⑤経験や体験談を入れる
Googleは独自性のある記事を評価します。
また、読者にとって興味深いコンテンツを提供するためにも、自身の経験や体験談を記事に取り入れることが有効です。
ChatGPTは大量のデータから学習しているため、一般的な情報を提供することが得意ですが、個人の経験や感情的な要素は自身で補完する必要があります。
自分自身の経験や体験談を加えることで、読者との共感や信頼性を高めることができます。
ChatGPTでブログ記事を書く際の注意点
ChatGPTでブログを書く際には、いくつか気をつけるべき注意点があります。
以下の2点には特に注意をしましょう。
①個人情報の取り扱い
②著作権
①個人情報の取り扱いに注意する
ChatGPTに入力した内容は、ChatGPTの学習に使用されます。
そのため、個人情報を入力してしまうとその情報が活用されてしまう恐れがあります。
ChatGPTが誤って個人情報を含んだ内容を生成する可能性もあるので、個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
②著作権に注意する
ChatGPTは、Web上の情報を読み込んで、その中から最もらしい答えを抽出しているだけにすぎません。
そのため、生成された文章が既存の著作物と似ている場合があります。
著作権侵害を避けるためにも、そのまま文章を使うのではなく、自分の言葉で書き換えたり、原著作物との関連性を確認したりする作業が必要になります。
ChatGPTの著作権問題については曖昧な部分もあるため、そのまま使うことは避けましょう。
ChatGPT×ブログの普及で生き残るには?将来の展望
ChatGPTに限らずAI全般に関して言えることですが、AIを使いこなせないと生き残るのが難しい時代になることが予想されます。
AIを活用することで以下のことが可能となります。
①コストを削減できる
→外注をAIに任せる
②売り上げに貢献する
→作業効率UPにより作業量を増やせる
すでにAIの導入を進めている企業もありますし、ブロガーでもAI生成ツールを使いこなしている方が出てきています。
AIで補える部分はどんどん取り入れて、自分にしかできない部分に注力することが賢い使い方と言えますね。
AIだけに頼り切らず、独自性や、自分だからこそ作り出せる価値を生み出していく力が求められます!
ブログにおすすめ!ChatGPT以外の文章生成AIツール3選
AIツールと聞くとまずChatGPTを思い浮かべる方が多いと思いますが、文章生成AIに特化したツールもたくさんあります。
ChatGPTは、使いこなすのが難しいという方でも、文章生成AIを使えば簡単に記事を完成させることもできます。
文書生成AIツールは、文章生成に特化しているため、難しい指示などを出す必要がなく、操作が簡単です。
そこで以下に、おすすめの文章生成ツールを3つご紹介します!
①Catchy
Catchyは、ニュースなどでも取り上げられている国内最大級のAIコピーライティングツールです。
タイトルと見出しを入れるだけで文章を生成してくれるツールで、独自性をある程度保つことができます。
搭載されているAIシステムはChatGPTです!
<Catchyの特徴>
・100種類の生成ツールがある
(キャッチコピー、広告、記事など)
用途別に合った文章を生成してくれる
・無料では10クレジット/月が付与される
(ツールによりクレジット消費が変わる)
ChatGPTのように質問スキルなどが求められるわけではないので、AIを初めて使う方でも簡単に活用できます。
また、幅広い用途に対応しているのもCatchyの強みです!
料金プランは以下の通りです。
使ってみた感想としては、もちろん修正は必要になりますが、簡潔にまとまった記事の生成ができました。
しかし、深掘りするためにはどうしてもクレジットが必要になるため、使うなら有料プランは必須です。
他ツールより多機能性なので、さまざまな用途で使いたい方にはかなりおすすめです!
②Creative Drive
Creative Driveは、SEO特化型の文章生成AIツールです。
キーワードを入れるだけで、タイトルから記事構成、本文まで全て作成してくれます!
有料プランはGPT4を搭載しているので精度が高いです(無料プランはGPT3.5)。
<Creative Driveの特徴>
・SEOに強い
(競合分析から記事設計まで自動化)
(検索意図を意識した記事生成ができる)
・無料で30クレジット付与(3記事分)
・今なら本記事申し込み限定で
全有料プラン4ヶ月間半額(9/30まで)
クーポンコード:HINA
SEOに特化したブログ記事を書きたい方には特におすすめできます!
料金プランは以下の通りです。
使ってみた感想としては、ところどころ目的の返答が得られなかったですが、9割型そのまま記事に使えそうな状態で生成されました(GPT3.5を使用)。
もちろん話し方の変更や独自性を出すための修正はそこから必要になりますが、大枠はほぼ完成させることができ、時短に繋がりました!
<本記事限定クーポン!>
全有料プラン4ヶ月半額
コード:HINA
期限:9/30まで
③Emma Tools
Emma Toolsは、SEOに強い文章生成AIツールです。
独自のスコアリングでSEOに強い記事作成ができます。
<Emma Toolsの特徴>
・SEOに強い
(網羅性や文字量などの分析を実施)
(リライトすべき記事を知らせてくれる)
・2週間の無料トライアルがある
SEO対策に関する機能が豊富です!
料金プランは以下の通りです。
年額プランだと、月額プランより500円〜1000円/月ほど安くなります。
使ってみた感想としては、他の生成AIツールと比べて、やや精度が落ちるように感じました。
詳細に質問を重ねないと思い通りの答えが得られなかったです。
しかし、SEO対策としてのデータ機能は他にはないため、その点は高く評価できます!
ChatGPT×ブログに関してよくある質問
最後に、ChatGPT×ブログに関してよくある質問について回答していきます。
①ChatGPTでSEO対策はできる?
ChatGPTはSEO対策に有効なキーワードやコンテンツの提案を行うことができます。
しかし、現在のChatGPTの精度を考えると、自分でしっかり調査をした方がより十分なSEO対策を実施できます。
タイトルや見出し作成の際は、ChatGPTを補助的に使いつつ自分で考えるようにしましょう!
②AIの普及によりブログの需要は減る?
AIが普及することにより、一部コンテンツが自動生成されることはありますが、読者の需要は変わらずあり続けます。
例えば、Googleなどの検索エンジンがChatGPTに置き換わるのでは?という意見もありますが、今のところ現実的ではありません(AIによるビジネスモデルが完成していないなど理由はいくつかあります)。
詳しくは以下の記事で解説しています。
また、特に個人の経験や専門知識に基づくコンテンツや感情的な要素を含んだコンテンツは、人間の執筆によるものが求められるでしょう。
③ChatGPTで画像は作れる?
ChatGPTはテキスト生成に特化しており、画像生成には直接的な対応はできません。
ただし、テキストの説明に基づいて画像を生成する技術も研究されています。
将来的には、ChatGPTと画像生成技術を組み合わせることで、テキストと画像を統合したコンテンツの提供が可能になるかもしれません。
ChatGPTではありませんが、OpenAIの提供するDALL-E-2では、テキストに基づいた画像を生成してくれます(有料)。
他にも以下のような画像生成AIツールがあります。
<画像生成AIツール>
・Stable Diffusion
・Scribble difusion
・Bing Emage Creator
・お絵かきばりぐっとくん
etc.
ChatGPTをどんどん活用して質の高いブログ作成を!
ChatGPT×ブログの活用方法のポイントについて解説しました。
<ChatGPT活用ポイント>
①詳細に指示を出す(プロンプト)
②SEOに強い記事にするために
タイトルと見出しは自分で調査を
③人と話すように話す
④新チャットを活用する
⑤経験や体験談を入れる
あとは使ってどんどん慣れていくことが重要です。
また、ChatGPTの他にも生成AIツールはたくさんありますので、自分に合ったツールを活用して、作業効率や生産性を上げていきましょう!
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